愛想楽編 終 杜子春

愛想楽編 終 杜子春

(貴方たちと生きる世界)

彼女の物語は終わった

だが、物語は人の一生ではない

これからも…過去の別れ、今の怨嗟、未来の贖罪を

背負い生きてゆく。

だが、生は長い。

一時の幸せもまた、彼女の生の一部。

今ぐらいは幸せであっても良いだろう。

『だよね?紫お姉ちゃん?』

「うん…今ぐらいは幸せでも、良いよね…だけど今から、罪を背負って行こう。

二人でね?」

『うん!そうだね紫お姉ちゃん!』

「…………帰ろう!!今日はトンポーローだ!」

『わ〜い!!!』

とりあえずここで幕引き…

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